| 人の心と向き合うカウンセリングは、人の体と向き合う医者と同様の、いえそれ以上の慎重さと配慮が求められます。医者が理論を学んだからといって出来るものではないように、カウンセリングも理論を学んだからといってできるものではありません。 「気持ちを聴く」訓練が必要です。 私の場合、どうにか「聴く」ことの入口に立つことができたかな、と思えるまでに毎月訓練を続けて3年かかりました。しかし、「聴く」姿勢が身についてくると、自分が変わり始め、それに伴い周囲が変わっていきます。会社でどのように効果があったのか、それは「あきらめの壁をぶち破った人々」に書いたとおりです。 家庭においても、妻子の気持ちが分るようにになっていきました。 カウンセラーにならずとも、カウンセリングマインドを身につけることは自分の生き方を大きく変えるという成果があります。 特に、「働きすぎ」の方。 「これは誰の問題か」を考えることによって、仕事に随分メリハリがつけられるようになります。カオスのような地獄から抜け出すことができます。常に「これは誰の問題か」を考える姿勢、それはクライエントに対するカウンセラーの姿勢そのものです。 そのため、多くの方にカウンセリングマインドを身につけてほしいと願っています。ここにある事例を参考に、是非、学び始めてみてください。ご自身を救うために。 |
| 私はこの訓練を続けたことによって、次の3つの姿勢を身につけることが出来ました。 @常に"これは誰の問題か"を考える A解決策はその人の中にあると考える B素直に行動できないのは、感情にわだかまりがあるからだ、と考える つまり、この訓練によって、感情に鈍感な人は自分及び人の気持ちに気づくようになります。 一方、自分や人の気持ちに振り回されやすい人は、気持ちに距離を置くことが出来るようになります。 そして、相手を無視したり、逆に相手の成長を妨げるようなおせっかいを焼いたりということも是正されます。 いわば、人と適切な人間関係を結べるようになるわけです。 一言で言えば、身についた姿勢とは、「相手の半歩後からついていく姿勢」ということができます。 この姿勢は、いろんなところで役に立ちます。 子育てで、つい心配になって親が先回りしてお膳立てしレールを敷いてしまう結果、子どもの選択能力(=人生を生きる力)を奪ってしまう―よく陥りやすい罠ですが、この罠に陥る事を防ぎます。 相談に来た相手の問題に深入りして、相手との依存関係になってしまい、むしろ相手の自律を妨げてしまった―これもまま見られるところですが、このような関係になることも回避できます。 仕事においても、自分がやった方が早いと口と手を出して担当者を成長させない上司がいますが、効率優先という呪文に惑わされ、結局組織を弱めてしまうことになります。こういうとき、心のブレーキになります。 カウンセリングマインドは、生活の様々な場面で役に立つ姿勢です。 |
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