20数年来痔を患ってきたが、良い健康のバロメーターだという感覚で放っておいた。 ところが、今年6月に入る頃から、直腸内部が疼きはじめた。 時折、ジワッとした鈍痛がある。 そこで、先週の土曜日に妻の通う病院に見てもらいに行ったが、あいにくと休日のため内科医しかおらず、痔の薬をもらっただけで終わった。 実は妻が症状を看護婦に話したところ、必ず連れてくるようにと言われたようだが、看護婦の熱意とは裏腹に病院の体制がミスマッチである。 「餅は餅屋」でなければダメだ、と私も思っていた。 1週あけた月曜日、インターネットで病院探しを試みた。 先ず「病院」で検索し、その中から「肛門科」にアクセスした。 いくつかの病院が掲示された中で、「東葛辻仲病院」を選んだ。 手術実績など信頼できるデータはもとより、病院の方針や院長の姿勢なども大事である。千葉(我孫子)にあるということも決め手となった。 それにしてもインターネットとは便利なものだとつくづく感じたことである。 何のつてもない人間が、こうして、数分後には病院を見つけだしている。 |
そのホームページに、メールすれば数日中に必ず返事があるという事が書いてあったので、自分の状況をメールした。 すると、夕方には返事が来たのには驚いた。 恐らくたまたま見たのであろう。 「第V度の内痔核があるのは確実、このメールを持って来院されたし」 ということが記載されてあった。 これは信頼できる。 直感的にそう思った。 なぜそう思ったか? こちらも症状を的確に書いたつもりだが、それに対して通り一辺の回答ではなかったからである。 指示が的確であり、返信にそれ以外の余分がなかった。 つまり、プロの回答の仕方だと感じたのである。 ところで、まだ病院に行かないうちから、医師と利用者がコミュニケーションしているというこの事実に、通信の発達の恩恵を感じた。 |