■会社対策

 長期に休まねばならないことが予想されたので、初診訪問で痔ろうが発見された翌日にすぐに課内にメールで通知した。
 約1ヵ月半後から入院することになるよ、と周知したわけだ。

 あるセクションの総務・人事を預かっていたので、社員、派遣を含めた10数名の庶務担当者にももちろん送った。
 仕事の関係先にも、当然ながらご連絡した。

 そして、仕掛の仕事について引継ぎの体制に入った。
 1ヵ月も時間があれば十分に引継ぎができる。

 こうして、後顧の憂いなく入院することができた。
 また、入院が8月という時期であり、お盆休みなど業務が比較的暇になる時期だったことも幸いした。



 公表することのデメリット(?)があるとすれば、恥ずかしいことだけだろう。
 実際、社内や関係先に公表したことを女房に話すと、女房の方が「あー恥ずかしい」と恥ずかしがっていた(^^;)。

 まぁ社宅などの場合、いろいろと噂にもなることもあるかもしれないが、「人の噂も75日」である。堂々としているうちにアッという間に過ぎ去っていく時間だ。



 逆に、メリットは大きかった。
「実は俺も」と、「隠れ痔主」がいろんな所から出てきて人脈が広がった(笑)。

 また、病院の情報その他、さまざまな情報が入ってきて事前に知識を得ることができた。

 このように「人の世は面白い」と思えることも、大きなメリットだ。

 入院時には、庶務の女性の方々からもいろいろとご声援いただき、大いに支えとなった。(感謝!!)



 皆さんも、勇気を出して早速診察に行きましょう! 
 応援しています(^^)。

【ご参考:翌日課内に流したメール】

 昨日は、急な年休を取得させていただきご迷惑をおかけしました。
 実は、直腸内部に痔(内痔核)があり、特に症状が無い為長年放っておいたのですが、最近痛みがあり昨日検査したところ、痔瘻(いわゆる細菌感染です)が発生しており手術することになりました。10日間の入院が必要ということですので、今のところ8/5からお盆にかけてを考えております。
 退院後も何回か通院が必要とのことで、いろいろとご迷惑をおかけしますが、宜しくお願いいたします。

【ご参考:親しい知人への連絡(抜粋)】
 ところで、私の方は8/5から長期休暇に入ります。
 下世話な話しで申し訳ありませんが、痔の手術で入院することになりました。周囲の複数の方の話しでは、”社会復帰”まで1ヶ月はかかるということのようですから、8月は開店休業状態です。
 長期になる為、部内には1ヶ月前にメールで通知。もう私の机が無くなってもいいくらい(笑)、すっかり引継ぎは終了しております。
 痔の話しをメールで公表したやつははじめてだと笑われましたが、逆にいろいろと情報が入ってきました。面白いもんです。

【ご参考:入院前(抜粋)】
『なんだか嬉しそうですね。入院、手術というより、バカンス気分のご様子。ご同慶の至りです。』
『浮世のしがらみから開放されて、めいっぱいリフレッシュ休暇をお楽しみください』
『折角の機会ですから、夏休みと思って羽根伸ばしてきてください。』
『『神様がくれた長いお休み』ということで、どうぞごゆっくりと治療に専念して下さいね。かげながら応援(?)しております』
『痔の手術。それはたいへんだ。でも一ヶ月はいいなあ。。復活に際には、ぜひ、すんごい刺激物でお祝いしましょう。お帰りをお待ちしております。』
『1ヶ月のバケーション??、快適に過ごせることを祈っています。復活祭盛大にやりましょう。首を長くしてお待ちしてます!』
『了解致しました。入院生活は健康な人が考えているほど決して快適なものではなく、少なからず苦痛を伴うものですが、中尾さんのモットーのようにポジティブ思考で、有意義な療養生活を送って下さい。元気に職場復帰されるのをお待ちしております。』
『暑い中で大変でしょうが、これまでの社会疲れを取るには、ちょっといい機会かもしれませんね。復帰されたら、また集まりましょう。』
『復帰までの期間ですが、そうですね、私の知人も1ヶ月程度はかかっていました。中尾さんにとって、なんとも言えない21世紀最初の夏になりましたね。手術の成功を心からお祈りいたします。』
『入院生活を十分に楽しんでください(痛いことを除けば…)』
『お大事にどうぞ』

【ご参考:復帰後(抜粋)】
『復帰おめでとうございます。術後の経過は順調ですか?無理は禁物ですよ!』
『私の方は、今月胃カメラと大腸ファイバーをやりました。』
『無事生還心からおめでとうございます!!積もる貴重なお話後日ぜひ聞かせてください』
『無事に退院されてほんとによかったです。初心訪問記、じっくり読ませていただきました。なんか物語のようで、おもしろかったです(失礼ですよね)というよりも、これこそ病院だよなというのが感想です。』
『ふとした会話から、だんだん広がっていく不思議さ、つながっているんだなあと感じます。』
『書かれました文章は病院にとって宝のように思います。実際、患者さんからの発信ということで、本当に悩んでいる方にとって大きな力になります。患者さんにとって、じっくりと自分のペ−スで情報を得る事ができるのは会話ではなく、むしろ文章だと思うからです。』
『先輩と「尻合い」になれたので、今後はご指導のほどお願いいたします』
『お大事に』

*ね!男女問わず、周囲の方から沢山のパワーを頂きました!!
 皆さんも、明るく病院へ行こう!(笑)

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