ところで、やっとこさつながったので、さあ一息、と下を見るとベッドが血で点々と染まっている。 すわ、と、ナースコールした。 パンツを見ると真っ赤である。 今朝ほど開いた"穴" からもれ続けていたのだ。 まったく気がつかなかった。 消毒の後、急遽処置室へ。 今朝回診にこられた先生に診てもらい、その場で焼くことになった。 麻酔を3箇所くらいにさし、処置。 ものの10分程度であろうか。 「お昼休みにすみませんねえ」というと、看護婦さんが 「患者さんは、そういうこと一切気にしなくていいのよ。」 と一言。 そういえば、お向かいさんにも 「言いたいこと黙ってるとたまるから、何でも言ってくださいね」 と言っていた。 ここのナースは、一人一人が患者に対する心配りが行き届いている、そう思った。 この日は、動くとよくないので安静日。 新聞と読書とTVと点滴の午後を過ごす。 電動ベッドの恩恵を感じた日であった。 インターネットで女房の参加している掲示板も見てみた。 あちこちにコメントをつけている。短く、かつ配慮しながらもいいたい事ははっきりと書いてあるので、いいコメントではないだろうか。 7:00頃には就寝体制に入った。 こんなにゆっくりと過ごした日もないだろう。 ところで、この日、昨日来たばかりの老夫婦が退院されたかと思うと、車椅子に乗った方が入れ替わりにこられた。 まあ、忙しい病院である。 どうやら、その方はポリープをとったらしく、動くと出血するため安静にする目的で入院されるようだ。 医師が丁寧に説明をしていた。 ここまでカメラをさしこみ、このようにずーっと引いてきて、ここでポリープが見つかった。それをこのようにとりました。 というようなことを、非常に丁寧にわかりやすく説明していた。 そのポリープが良性か悪性か、また2週間後に結果が出るようだ。 |