今日は休日だったので、午前中の診察となった。 風呂から上がってまもなく呼び出しがあり、閑散とした外来に向かう。 大きな荷物を抱え、これから入院する人が待機している。 私も日曜日の入院だった。 まる1週間たったのだ。 あのブルーの制服を着た病棟係りの方がお出迎えだ。 懐かしい光景である。 診察時に排便時の痛みについて医者に話すと、中を少し見てくれた。 「これでは、まだ痛いだろうなあ。」 アテローマの痕も、尾てい骨に近い部分はまだつながっていないようである。 抜糸にはもう少しかかりそうだ。 しかし、いずれも特に対処する範疇ではないようだ。 診察後、まもなく昼食。 今日午前中退院したため、メンバーが半分ほど入れ替わっている。 先ほどの入居者たちは、素うどんである。 これもまた、懐かしい光景である。 ここのうどんは、コシがあってなかなかうまい。 昼食後は、珍しく昼寝した。 尻の傷のためにも、少しは安静にしないと、という思いだったが気持ちのいい昼寝だった。 目が覚め、TVをつけると、田原総一郎と石原慎太郎が第2次大戦の検証を行う番組をやっていた。KMさんの生々しい話を聞いていたので、思わず見入ってしまった。 こういう機会でもなければ、おそらく見ていなかったであろう。 KMさんの言葉の端にも現れていたが、当時の日本が戦争に突っ込んだ背景には、政治の腐敗や財閥の儲け主義に対する民衆の不満エネルギーがあったと思う。 TVの後、今日2回目の入浴。 時間の関係で1人で独占である。 まさに食っちゃ寝、起きては風呂ののんびり三昧である。 夕食時に、女性の入院者から通常食の方々にお茶漬けが配られている。 女性はやはり気が利いている。 夕食後は、女性の入院者達とひとしきり話が弾む。 4Fは、4人部屋が8つあるが、そのうちの3つほどが女性の部屋である。 痔ろうの話なども平気で出てくるが、これも同類しかいない専門病院ならではである。 さて、昼寝をしたせいか夜は寝付けず、たまたまBSでイチローの特集をしていたので思わず見てしまった。 9:00消灯後、私のところの一角がTVの明るさのために煌々としており、同室の皆さんにはご迷惑をかけた。 |