■退院後も大変

 退院=治癒ではありません。
 自宅に戻って自己管理しながら治癒を見守れる程度に治ったと言うことです。

 まだまだメスで刻まれた直腸内部は傷だらけです。
 この状態で、座りっ放しなどの仕事に戻ると、直腸に圧迫が加わり治りきれないでしょう。

 私の場合は、アテローマ(脂肪腫)をとった後の傷も深く、尾てい骨の辺りに圧迫をかけられませんでした。
 そのため、2週間ほど腹ばい状態で過ごしました。

 痔の手術も切り取った範囲の広さによると思いますが、少なくとも退院後やはり2週間は休む必要が出てくるでしょう。

 結局、入院も含めると約1ヶ月近くは会社を休んだほうが良いということです。

 


 とはいえ、なかなかそうは問屋が…という方が殆どかもしれません。
 「入院者の諸相」で見たように、あわただしい方もおられました。

 が、「会社対策」で見たとおり、事前の準備をキッチリとしておけば、何とかなるものです。
 何事も、「仕込み七部」「段取り八分」です。

 事前の準備を万全にしておけばおくほど、しっかりと休むことができます。
 しっかり引き継ぎ、しっかり休み、そして万全の体制で復帰する。
 それが、会社にとってもベストです。
 おまけに、その間に業務を任された人が育ちます。



 この入院期間中、そして、その後の家族との生活の中で私が得たものは健康だけではありませんでした。
 「人生の夏休み」と勝手に呼んだこの期間に、私は様々なことを学び、また得ることができました。

 そして、賑やかに送られたと同様、賑やかに迎えてくれました。
 
 私は、病院のホームページに自分の手記を載せた事を社内の関係者に知らせました。
 これで人脈が広がりましたし、女性からもエールをもらいました(^^)。



 あなたの人生は、あなたのものです。
 その人生の資本は、あなたの心と体です。

 その体が悲鳴を上げています。
 ならば腹を決めて、オーバーホールして、「人生の夏休み」を過ごすのも良いのではないでしょうか。

 もしかすると、それが、あなたに何かを気づかせるきっかけになるかもしれません。



 我慢はやめましょう。
 思い立ったが吉日、即行動に移しましょう。
 自分を大事にして、生きていきましょう!

 では―。

*最後までお読みいただきありがとうございました!

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