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生のヒントと転機の8章
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>能力と幸せの構造

「キャリアショック」に書かれていた「幸福のキャリア」の条件を基に、図解してみました(他に読んだ内容も含めてありますが、思い出したら追記します)。
スキル 能力 技能 努力で身につけることのできる技術
コンピタンシー 価値観 行動特性 成果を生む思考特性や行動能力
パーソナリティ 性格 心的特性 動機を形成する個性(社会的役割)

1.スキル+コンピタンシー=ハイパフォーマンス

 仕事に必要とされるスキルを身につけ、コンピタンシーを発揮できれば、高い成果を上げることができます。
 しかし、こういう場合があるようです。
 会社では有能な経理マン。本人も几帳面かつ整理好きと思っている。
 が、家に帰るとズボラで整理も苦手。自分を出すことの出来る家の中では、パーソナリティがそのまま出ているわけです。
 すると、身につけたスキルに基づく”会社での性格”は、無理な努力によって身につけた、いわば“性格の鎧”。 自分に合わない無理な努力を続けた結果バーンアウト(燃え尽き)。

 会社での自分とプライベートでの自分とのギャップがあまりにも大きいと思われる方はお気をつけ下さい(と、気づいていれば、大丈夫ですが)。


2.コンピタンシー+パーソナリティ=才能

 その人の個性のままに思考し、行動能力が発揮され、それが成果に結びつくのであれば、それは一つの“才能”です。


3.パーソナリティの向かう方向に仕事があること=幸せ

 上記1のようにならないためには、自分の個性や動機にマッチングした仕事をすることがベストです。その中で、コンピタンシーを発揮しながら、必要なスキルを身につけていく。そのスキルによって社会に貢献できれば、それが「幸せ」となるのでしょう。

 しかし、なかなか簡単に、そういう仕事を見つけられないものです。さて、どうすればよいでしょう。(次へ)

 キャリアに対する3つの視点。
 そして、この後に述べるプランド・ハップンスタンス(偶然が起こるように計画しよう)の考え方。―これらは、「キャリアショック」(高橋俊介著 東洋経済新報社)という本を読んで学んだものです。

 ついでに知ったポジティブ・アンサートゥンティー(確実じゃないからって心配するな)の考え方。 これらを知った時は、「これって、自分がやってきたことじゃん」と、嬉しかったものです。

 さて、
3つの視点とは、「幸福のキャリア」「主観的キャリア」「一人称のキャリア」
 いずれも、「
人の目に自分の人生を売るな」ということを言っています。
 キャリアに成功も失敗もない。あるのは、自分がつむいできた物語だけだということです。
 その物語を振り返って、死ぬ時に「あぁ、いい人生だった」と思って死ねるかどうか―そこだけだと思います。

 *おまけ
スキル=「技」とすれば、
スキルをどう使うか=「術」(戦術)、
スキルを使える状況にどう持ち込むか=「策」(戦略)
 

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