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生のヒントと転機の8章
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>1.仕事を膨らませる
 >事例1:やるべき仕事を禁止する上司 解説

【解説】
課題を発見して、自分が「やるべき仕事」だと思っても、それを許さない組織環境がある場合
■「公式の場」と「外圧」をうまく使う

 その場合は水面下で計画を進めて、上記のように外圧が来るタイミングをうまく捉えて、公式の場で一挙に認知させるという手があります。「公式の場」と「外圧」をうまく用いましょう。

*上記の場合、上司の「よし。それで行こう!」の一言は、次のことを示しています。
@その組織が(営業)教育の問題を自分のセクションの課題として認知したこと。
A教育の問題の担当者がA君であることを認知したこと。


 これにより、A君は自分のやりたい教育のキャリアをつなぐことができ、同時にその組織に人事機能の一端を移植したことになります。
 さらに、この過程で、次のキャリアへとつながる人脈を築いています。

 前ページの例は、A君及び外部組織(営業の教育部隊)が問題視していることを、当の組織が問題視していない。そこをどう打開するかというシチュエーションでした。
 組織に問題があることを発見し、それを改善することが自分の役割だと自覚しても、そのことを容易に認めないのが組織です。 認めていれば、とっくに問題は改善されていますよね(^^;)。

 論理療法の言葉を使えば、「間違った信念」(教育部隊がやるべきだ)をもって、断固無視していたわけです。(“べき”論は、得てして小道に入り込み、大道を踏み外すことが多いものです。 --;)

 A君は、この頑固な理屈屋に真っ向から立ち向かうエネルギーは無駄と見て、
公式の場のワンチャンスを捉えて、一挙にくつがえしたのでした。そして、教育部隊と受け入れ組織、新人の3つの組織・チームを救うと同時に、相互の絆を深めて将来への布石とし、なおかつ自らのキャリアの道を切り開いたわけです。

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