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| 【おまけ】 もう一つの“自分がやるべき仕事” |
| 前頁の結果、素晴らしい変化が起きました! 女性たちは主体的に動き始めました。 声は明るく、動作は軽く、受け答えはメリハリが利いてはっきりとしてきました。 さらに、M課長が異動となると、一切の無駄が無くなりました。 「DIPS(事務効率改善の手法)」で、『部下の仕事を最も妨げるのは、上司の声かけである』と言っています。まさに、その通りでした。 毎日3時間も(!)会社にいる時間が少なくなった上に、仕事は滞ることが無くなったどころか、先手を打てるようになったのです。 「毎日3時間」の違いは、A君の家庭生活にも多大な影響を及ぼしました。 出勤前に妻の話を聞く余裕ができ、夕方、子供の習い事の迎えに行くことが出来るようになりました。 夕食も一緒にとることが出来るようになり、疎遠であった子供たちが少しずつ戻ってきました。 子供たちがテレビのドラマを熱心に解説をしてくれるのを聞きながら、「ああ、父親とも一緒に見たかったんだな」と改めて知らされました。 「寝る前に一つ童話でも読んでやるか」、そういう気持ちも湧いてきました。 A君は、つくづく思いました。 『社員研修を組み立てるとき、感動の共有を念頭に置く。それが、組織への連体感をもつ最善の方法であるからだ。が、一歩家庭という組織へ戻った場合、俺は"感動の共有"ということを全くないがしろにしていた。これでは、我が家への一体感が生まれるはずもない。』 こうして、A君は人を育て権限を委譲し、仕事を任せることによって、自分は、いざ転機を迎える時に最も支えとなるもの―すなわち、家族との信頼関係作り(という自分がやるべき仕事) ができるようになったわけです。 |