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| HOME >転機の8章目次 >7、セルフエフィカシーの向上 >> |
| セルフエフィカシー(self Efficasy 自己効力感)とは、『自分が、ある具体的な状況において、適切な行動を成功裏に遂行できるという予測および確信』<カウンセリング辞典>。 バンデュラ(Bandura, 1977)が提唱した概念で、『彼は、自己効力感を高められるか否かで心理療法の効果のほどが決まるとした』<同辞典> 自己効力感を高める方法としてモデリング、スモール・ステップ法などがあります。 モデリングは、直接的に罰や報酬(強化)を受けて行動(反応)を学習するオペラント学習ではなく、他人(モデル)の行動の観察をすることで学習することが出来るという理論でバンデュラが提唱しました。 人の成功体験をモデリングする(成功事例に学ぶ)ことで、自分のセルフエフィカシーも高まるということです。 ちなみに、「あきらめの壁をぶち破った人々」も、成功事例をモデリングできることを意図しています。 スモール・ステップ法は、ひとつひとつ階段を上るように学習を進めていく方法で、小さな成功体験を積み重ねていくものです(スキナーが提唱したプログラム学習の原理の一つ)。 TVゲームは、小さな課題を達成させセルフエフィカシーを高めることによって、次の課題に挑戦させるようにデザインされているそうです。 |
| 「あなたが自分らしいキャリアを選択していく自信はどれくらいありますか?」 「1〜100%でお答え下さい」 さて、何%の数字を書くことが出来たでしょうか。 その数字が 80% を超えると、人は行動に移すそうです。 いかがでしたか? |
| 【モデリングの応用例】 「ご近所の底力」という番組があります(NHK木曜日夜9時15分)。 スタジオに集まった方々は、町内で困った問題を何とかしたいと思っている人たち。しかし、最初は自分たちだけの力では、どうにもならないのではないか、と思っている人たちも少なからずいます。 ところが、番組で成功事例を幾つか見せていくうちに、自分たちもできそうだ、と思い始め、ついには、自分たちだけではできないと思う人がゼロになります。 モデリングする(成功事例に学ぶ)ことによって、自分たちのセルフエフィカシーが高まったわけですね(^^)。 この時に、「自分たちの力で何とかできる自信はどのくらいありますか」と聞いたとすれば、全員が80%以上の数字を書くと思われます。つまり、集団として行動する機運が高まったわけです。 行動する機運が高まったところで、すかさず「では、何をやるか」をその場で議論してもらいます。 方向性が決まりさえすれば、あとの具体論はそのグループで煮詰めてもらえばよいわけです。 モデリングによりセルフエフィカシーを高め、次に、高まったところで行動を起こすための方向性を決めさせる。…実行に移させるための、うまいやり方だなぁ、と思いました。 |