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HOME講演履歴>「わかっているのに、なぜ?できないのか」九州電力株式会社熊本支店(2007.01.16)

■「わかっているのに、なぜ?できないのか」
コンプライアンス違反防止講演会】 
日時 : 2007年1月16日(火) 15:30〜17:30
場所 : 2階大会議室
主催 : 九州電力株式会社 熊本支店

第1部:会社はどのようにダメになっていくのか(理論)
第2部:三菱自動車の事例(ケースによる理論の実証)
第3部:環境が人の行動を変える(理論&事例)
第4部:環境としての上司の影響(理論&事例)
第5部:確実に職場を変えるためにできること(理論&事例)


■第1部

組織が「衰退していくロードマップ」を俯瞰して全体像を知ることにより、個別の事象が会社の状況を反映していることが理解できるようになる。コンプライアンス違反も会社の危機的状況の反映だということがわかれば、コンプライアンス違反だけを取り上げた講習会をやっても意味がなく、また違反者のモグラ叩きをやってもダメで、組織風土自体を変えていかなければならないことが分かる。(では、風土って何? ↓第3部)


■第2部
上記理論が実際の事例で検証することにより実地に理解できる。会社は4期に渡って衰退していくが、必ずその期に突入したことを示す事件がある。三菱自動車をサンプルとして取り上げたのは、4期の事例が“事件”として全て揃っているからである。
こうして実例が分かれば、自分たちの会社に置き換えて理解することができるようになる。自社で起こった事象を、それが第何期にあるのかプロットすることができるようになる。プロットできれば目に見えて危機感を共有することができるだろう。

大切なことは、今自分たちがどの位置にいるのかを理解することと、その危機感を社員間で共有することだ。


■第3部
第1部&2部で組織全体の状況を理解した上で、次にその状況下で人はどのような影響を受けるのかについて、今度は人の内面に切り込んでいく。
スタンフォード実験やブロークンウインドウ理論、サイバネティクス理論、モデリング理論、禁止令、ニューヨークの地下鉄の事例、静かな職場がなぜますます静かになるのか、怒るとなぜ嘘をつくようになるのか、なぜその職場でセクハラが起きたのか、家庭の状況と子供の行動&会社の状況と社員の行動など、理論とケースを織り交ぜているので実感的に理解でき、かつ家庭でも会社でも有効。
ここで分かることは、結局、人が人の環境であるということ。つまり、組織風土とはそこにいる一人一人であるということ。


■第4部
第3部で、家庭における親の影響、会社における上司の影響が大きいことが分かるので、第4部では特に典型的な数例を挙げる。必ず誰かがやっており、またやられている事例で共感度が高い。
(今回も今そういう状況に逢っているとか、過去や若い時にそういう目に逢ったとか、いろいろ聞かせていただいた)


■第5部
上記全てを踏まえた上で、会社で行うべき対策、個人で行える対策を指南。
全ての仕事はコミュニケーションですすんでいきますので、相手を引き出すコミュニケーションスキルを学んでいただく。
そして、最後の最後に、「自分が変わる」ことが周囲を変えることを理解していただく。これまで、環境が人を変えることを説いてきたが、人が環境を変えられることを過労に陥っていた女性の自律の事例から説く。

人を変えることはできない。変えることができるのは、自分だけである。そして、自分が変われば周囲も変わる−これも、システムズアプローチの考えなのである。


■ワークショップ「聞き方3態」
どこで行っても好評なので、必ず行っている。第5部で紹介する会社が行う対策の中の研修の1つとして紹介し実施。講演を聞きに来られた方々が触れ合うことができるので、とてもよい。
また、感想を聞くときにいろいろとカミングアウトが出てきて面白い。今回も、とても面白いカミングアウトが出てきた(^^)。(←こういう発言が出てくるのが研修の場の醍醐味。この発言を出すことができ、それをその場にいる人たちが共有する。れだけでも組織にとっては大きな意味があるだろう)


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