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コミュニケーションの大原則
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コミュニケーションの大原則

原則3-手段を考える

 上司が、D君をあるプロジェクトのメンバーに指名しました。
 が、D君は自分は適任ではないと辞退を申し入れてきました。
 その上司は、再度指名の理由を述べました。

 さて、このやりとりが全てメールで行われたのです。


 D君は、一方的に説得されてますますふさぎこみ、反抗的になりました。
 メールで“対話”をしたつもりである上司は、なぜ急にD君が反抗的になったのかわけが分らずにいます。

 いくらメールに慣れた世界とはいえ、これはあんまりですよね。
 面談せずにメールだけでやり取りをするという行為には、「あなたの気持ちを聞くつもりはないよ」というメッセージを含んでいると知るべきです。

 面談して、先ずD君の気持ちを汲むことから次の一歩が始まります。その気持ちのウラには、自分は適任ではないと思う何らかの事実が隠されているはずです。

 そこを把握すれば、適切な任務を与えることが出来るはずです。メンバーになる方向での落し所も出てくるでしょう。

 メールでどう丁寧に説明しようが、D君にしてみれば一方的な説得であり押し付けです。
 また、本人の気持ちが前向きにならないまま参加するのは意味がありません。
 
 この事例では、直接話し合いを持つよう上司にアドバイスして、D君はメンバーとして活躍しました。

■ポイント

・上司の意見=決定
・メールで気持ちは伝わらない
・気持ちの裏には事実があると心得よ
・気持ちを面談によってくみ出せ


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