会社では、「報連相」の全てにおいて『事実』を伝えよという方法論が徹底されています。 一方、”和を持って尊しとなす”故か、感情はトラブルの元とばかりに、職場に感情論は持ち込むな、と感情を毛嫌いする風情もあります。 つまり、会社という組織の中に、事実を伝える経路はありますが、感情を伝える経路はないことが多いのです。 しかし、沸き起こる感情のウラに不合理な事実が隠されていて、そこを探ることが問題解決の突破口になることが多いのです。 左図の対応で、左は自分が判断するからお前は事実だけを言えという態度です。 せっかく組織にいながら、衆知を集める知恵がありません。 右は、相手に思いや判断を聞いています。 どちらが問題解決に至る道が早いか。 よりよい解決策を見出せるか。 二次災害を引き起こす可能性が少ないか。 そして何よりも、どちらの対応が将来の会社を支える人材を育成することになるでしょうか。 |
・「思い」のウラに突破口あり |