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デ=ボノ博士が考案した「6色ハット」は、会議を効果的に進めるための一つのツールです。しかし、優れたツールも適切に用いなければ効果を発揮しません。ここでは、私の体験に基づいた具体例も交え、私なりの使い方を紹介しています。これを参考に、皆様も自分なりの使い方を編み出してください。

1.見えない頭の中を見せてしまおう
2.6色ハットの使い方
  1)事実の白 2)俯瞰の青 3)感情の赤 4)提案の緑 5)評価の黄 6)批判の黒
3.応用編
    実際に応用してみましょう
    実際に応用してみましょう(結果)
    応用事例の振り返り(解説)
4.6色ハットと自我構造
5.6色ハットと自我構造とFFS理論

 本題に入る前に、会議が効果的に進むとはどういうことか、少しイメージしてみましょう。
 事前に準備をすることが、より深く理解することにつながるかもしれません。

 このサイトの「会社の自律>著作>あきらめの壁をぶち破った人々>オフサイトミーティング」の項で、「忌憚のない意見交換がなければ、会議は自律しません」と書きました。 そして忌憚のない意見交換をするための前提条件として、互いが自己開示できる環境にあることが必須です。

 そのためには、2つの条件がありました。
 一つは、上記「オフサイトミーティング」の項で書いたように、主催者も含めて 「不透明なメンバーがいない」ことです。
 もう一つは、「会社の自律>私の著作>あきらめの壁をぶち破った人々>耳二つに口一つ」で書いたように、ボスが聞く耳(聞く姿勢)を持つことです。

 口を開かなければ会議は始まりませんから、参加者全員が口を開きやすい環境を整えること。これが大前提なのです。



 次に、口が開けば会議は活性化します。
 ただ、開いた口が各々勝手な方向に走り始めれば、にぎやかな井戸端会議にはなっても効果的な会議にはなりません。 そのため議論に方向性を与えることが必要になります。

 しかしながら……
 向かうべきゴールは会議のテーマで示されていますが、そのゴールははっきりしていることもあれば抽象的ではっきりしていないこともあります。
 また、議論する際の判断基準(量よりも質を取る。お金よりも時間をとる。コストよりも安全を取る…等、何を第一優先にするかというポリシー)がはっきしりていれば議論は効果的に進みますが、参加者全員が判断基準を共有しているとは限りません。むしろ、バラバラなことの方が多いものです。

 こうなると、ゴールがはっきりしない上に第一優先となる基準もよく分かっていないために、参加者夫々が互いの腹のうちを探りながら議論がしんとして進みません。



 つまり、会議は最大の効果を発揮するのは次のときです。
@ゴールが明確で、
A議論するに当たって何が大事かというポリシーが共有されており、
Bそして全員が意見の言いやすい環境におかれたとき

 
 一定の方向に沿って、いろんな人の意見を集めた時に、組織的な知恵が生まれるわけです。
 何とかして、そういう状況を作りたい。しかし徒手空拳では心もとない方。この「6色ハット」という小道具をお使い下さい。

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