今でも、当時の熱気を思い出します。 事例を見てみると、新人研修といいながら、スタッフもファシリテーターも成長していることが分かります。 そして、試行錯誤しながら人を育て、チームを育てる(チームディベロップ)経験をするファシリテーターは、実は、「管理職」には必須の資質であると言うことが出来ます。 つまり、新人研修に名を借りた「マネージャー(ファシリテーター)育成研修」でもあったわけです。 尚、出会い(エンカウンター)による人間的成長を目指す“場”を「エンカウンターグループ」と言います。 『エンカウンターグループとは、本音と本音で交流する人間的出逢い(エンカウンター)により、 自己の変革や成長を促すための場(グループ)のことである。 一九六〇年代後半に、人間性を回復する運動として米国で広がったもので、いわば一種の集団カウンセリングの技法と言ってよい。』(「あきらめの壁をぶち破った人々」より) 中でも、セッションを組み合わせて、それを効果的に演出していく場を「構成的エンカウンターグループ」と言います。 私は、新人研修を「構成的エンカウンターグループ」として運営したのでした。 |