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【1996.01.12 朝日:全国高校サッカー大会決勝】

 最近、組織効率ということをよく聞く。
 一人のスーパーマンに頼るのではなく、個々人の個性を生かしながらチーム全体として力を出そうというものだ。

 パソコンの世界でも面白い流れがおきている。
 これまではこれ1本で何でもできるという多機能化の道を歩み続けたソフトの世界。その一つの典型がMSワードであるが、当のワードは恐竜のように巨大で重たいソフトになってしまった。
 一方で、シンプルで個性的な多数のソフトを用い、一つの文書を仕上げるという方向に向かおうとする流れがある。今年末に登場するAppleのオープンドック対応の製品が、その流れを押し進めていくだろう。

 さて、1/8に行われた全国サッカー大会決勝。
 決勝は、力の鹿実と組織の静学。
 まさに時代の流れを背負った対決とも言うべきもので、天が微妙な采配を下した。
 
 静学が1点リードしたものの、途中からの雨により組織力を発揮できなくなり、パワーの鹿実に1点押し込まれたのである。
 結局、同点優勝に終わったが、静学を褒めた鹿実の監督の言葉が印象に残った。

「あれだけ選手の発想を拡げるには、指導者がかなり我慢しなければ…」

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