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【1991-2005 JR西日本事件−尼崎脱線・転覆鉄道事故より俯瞰】

18、私たちが自分に問うべきこと

 この報道に接して、娘が言った。最近JR東日本も早くなっている、と。以前は、○○と□□間は15分だったらしい。が、今は13分ほどでつくと言う。
「そんなにしなくても、こうして生きてきたのにねぇ!」
と、娘は言う。



 私は、駅のホームでいつもうんざりする。

列に並べと言い、
列車が入ってくると言い、
足元に気をつけろと言い、
背を押さないようにゆっくりと出ろと言い、(その舌の根が乾かぬ内に)
急いで乗れと言い、
奥に詰めろと言い、
ドアを閉めると言い、
ドアが閉まりかけていると言い(まぁ、ご丁寧なことで)
走り始めていると言い(- -;)
ダメ押しに 
無理な乗車はやめろと言い…

 まるで、日本人全員が園児のようだ。
 これでは、大人になれるはずもない。

 しかし、これも過密ダイヤ故なのだろう。
 事故を起こした路線では、15秒しか停車しないところもあったそうだ。
 無理である。
 老人や子ども妊婦など、常に危険と隣り合わせることになる。



 乗り継ぎの仕組みも問題だ。
 わずかな時間でも乗り継ぐことができるとあれば、人情として走り出す人がいることは理解できる。人の心理とはそういうものだ。

 そうやって刺激しておいて、ホームを走るな、だの、無理な乗車はするな、だのと言っている。 
 ならば、最初から乗継がゆったりできるようなダイヤにすればいい。
 乗降もゆっくりできるダイヤにすればいい。

 されば、うるさいアナウンスも減る。
 騒音環境から開放され、静かな落ち着いた時が戻る。
 日本人も、浮ついた民族から落ち着いた民族へと進化するだろう。

 人は、環境に馴らされる動物だ。

 常に“急げ”“急げ”と急かされるような環境に馴染んでいる自分を見つめなおしてほしい。
 その便利さは、あなたに幸せをもたらしているだろうか。

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