■組織活性度とモラル

5、会社自滅のシナリオ

 さて、人は環境の動物であるという事を述べてきました。サラリーマンにとっての大きな環境は会社です。その会社という土俵の上で日々勝負をしているわけですが、その土俵自体が沈んでいくこともあるわけです。その状況下ではどのような現象が起きるのか。実体験及び他社の観察から学んだ事を基に見てみましょう。
 奢れるものは久しからず―転がり始めるとあっと言う間です(といっても、15年ほどかけて沈んでいきますが…)。およそ次のような道筋を辿ります。

T期:有頂天期
 ↓
U期:机上空論期
 
V期:闇雲押付期
 
W期:自滅崩壊期
 

■奢れるものは久しからず
T期:有頂天期
 おごりが出て無反省となり、派閥争いなど社内政治がはびこる

U期:机上空論期
 現状打開のための組織いじりが頻繁に行われるが、本質的な問題は手付かずのままに放置されるため、机上の空論に終わる

V期:闇雲押付期
 有効な施策を見出しえないまま、とにかく成果を出せと無理難題を社員に押し付けるためモラルが低下し、パワハラ、セクハラが横行する。

W期:自滅崩壊期
 正常なモラルの中にあっては犯罪までの距離は遠いが、低下したモラルの中で日常を過ごすと犯罪までの距離が近くなってくる(人間は、残念ながら環境に慣れてしまう←環境に適応する生物としての宿命)。ブレーキがきかなくなった組織は、企業不祥事を重ね、やがて組織犯罪にいたる。


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