■組織活性度とモラル

6、moral(モラル)と morale(モラール)

 ここで、私がなぜ、組織の活性度に「負(マイナス)の活性度」を設けたのかを説明しておきます。
社会の根底にあるのはmoral
その上で、morale が成立します。
「moral」と「morale」の優先順位をしっかりと頭に入れた上で、左図は次のように見ます。

<moral正常範囲>
T期:morale が高い
U期:morale が低い

<moral逸脱範囲>

V期:社内犯罪
W期:企業犯罪

■moralなくして moraleなし
 モラルには、「moral」と「morale」があります。正常なmoralにあっては、moraleの高低を事を論じて入ればいいでしょう。

 しかし、パワハラやセクハラなどのモラルハラスメントが発生し始めた組織は、既にmoralがマイナスに落ち込んでいます。
 モラルハラスメントも、それが外から見えないだけで立派な犯罪です。黄信号を通り越して、レッドゾーンに近づいていると思ってください。もう morale どころではないのだ、ということを経営者は認識する必要があります。
 モラルハラスメントの諸現象を「個人のせい」にして、その個人を切り捨てておしまい、にしている間に組織はレッドゾーンに突入していきます。

 会社の社内も一つの社会です。そこで、モラハラが発生しているということは、社内という一つの“社会”が崩壊しかかっている事を示しています。その崩壊が、外からも見えるようになること、それが企業不祥事であり、企業犯罪なのです。

 多くの企業がこのように崩壊しかかっているとすれば、それはそのまま「社会」の崩壊といえるでしょう。「会社の常識は社会の非常識」などと言ってはいられません。

 繰り返し述べます。モラハラが起こっている会社は、組織が負の活性に陥っている事を経営者の方は認識してください。


■モラルとモラール
・moral  道義をわきまえた、倫理的な、信頼できる
・morale 
士気、風紀

 組織が正の活性にある場合、モラール(士気)の高低だけを論じていればいいかもしれません。が、組織が負の活性に陥ると、モラールどころではありません。モラルハラスメントが発生します。この項では、生の活性から負の活性までを論じますので、ここで使うモラルは、「徳性」を現すものとします。



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