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【上図 右から】 出来上がった組織は、整然としたラインを成して日々の活動を遂行していきます。 社員は、その仕組みを機能させるオルガン(機関)として、日々の業務を行っています。 さて、外部環境が変化してきました。ある環境に最適化した仕組みが、時として異なる環境下では足を引っ張るどころか機能しえなくなることすらあります。 これまでの仕組みで出してきたアウトプット(成果)を、世の中が受け付けなくなるわけです。すると、どんなに努力(エネルギーをインプット)しても、その努力が空回りします。 社員は一生懸命努力しているのに、売り上げが落ち、生産性が低くなっていきます。 社員の中には、当然ながら組織の仕組みを変えないとうまくいかない、と感じる人も出てくるでしょう。しかし、日々動いている組織の中で、なかなか身動きが取れません。 それらの声が、あちこちで上がり始め、その声に答えるために何かをしなければならない。そういう時に起用されるのが、例えばコンサルタントです。 外から見れば、あるべき姿と現実との姿のギャップが良く見えます。 しかし、それは内部の人間も、実はよく分かっていることです。 例えば、「PJ制導入」という答申をコンサルタントがしたとしましょう。これまで部隊を引っ張ってきた部隊長の役割を変え、ヨコ串を通そうということです。 これまでヒーローだった部隊長が、答申が出た瞬間に邪魔者のヒール(悪役)になるわけです。面白いはずがありません。 「自分が営々として築き上げてきたことを何と心得る! 苦労を知らない外部の者は何も言うな!」…それが部隊長の心情です。 そこで一句 『 誰もがなり得る抵抗勢力、明日は我が身かも… 』 さて、ここからが勝負です。 |
・誰もがなり得る抵抗勢力、明日はわが身かも… |