日経コンピュータ

「テクノロジ」「ITコスト」「プロジェクトマネジメント」の3本を編集の柱に、企業のIT化に関わる人に必要不可欠な情報をお届けするITの総合情報誌 日経コンピュータのオンラインサイトの「Books」欄で取り上げられていました(^o^)。

日経コンピュータ「BOOKS」2003年12月29日号



 ITを利用した業務改革プロジェクトを題材とした小説。
 同じ文書管理システムを複数部門で導入しようとした大手製薬会社を舞台に、 プロジェクトが何度も破綻しかかった原因や、困難をいかに乗り越えたかを描写する。

 カウンセリングの資格を持つ著者は、プロジェクトにおける登場人物や組織の動き方を心理面から分析する。
 著者は製薬会社に勤務し、システム導入プロジェクトの現場で汗をかいた経験を持つ。それだけに小説に出てくる問題は、実際の会社でもよく起こるものばかり。

 著者は主人公の口を借りて、「業務改革はおろか、皆が気付いている問題さえも直せない企業がよくある」と指摘。
 「社員が自律的に解決に向かい始めるよう、組織的な枠組みを整えていく」ことの重要性を訴える。

 このほか、「開発だけでなく運用ルール/体制がしっかりしないと頓挫する」、「うつ病は組織の歪みの象徴」といった、共感できる記述が多数登場する。参考になる人は多いだろう。

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