| では、「ポリシー」とは何でしょうか。普通、「政策」とか「方針」と訳されますが、ここでは次のように定義します。 ポリシー=最優先すべき価値観 いろんな価値観がありますが、その中で最優先すべきものです。 そのポリシーは、言葉によって周囲に理解されます。 その言葉が組織に浸透したとき、その組織は、何を第一の優先とすべきかという共通の土台に立った上で動くことができるようになります。 |
| ・ポリシーとは、最優先すべき価値観 ・ポリシーは、言葉によって伝えられ、判断基準となる |
| 『A自動車会社が“安全”というポリシーを掲げていたとしよう。 そのA社が『安全な小型車』というコンセプトで自動車を作るとする。 設計する時には、速さ、重量、デザイン、居住性などさまざまな条件をクリアすることが要求されるよね。他社との競争に勝つためにはどれも妥協できないから、結局各セクションが角を突き合わせて身動きが取れなくなる。 こういうときに決定打を握るのがポリシーなのさ。 A社は“安全”をポリシーに掲げているから、それが第一優先となってたとえば重量が犠牲になる。 だけど、逆にそこまでせめぎ合って決定するからこそ、『我が社は安全に絶対の自信がある』と、自信を持って他社との差異化を図れるわけだ。 それに、各セクションそれぞれが与えられた使命を追求しながら、しかし安全という同じベクトルに向かって足並みが揃うことになるから、そのつど迷って意志決定を仰ぐ必要が少なくなる。 つまり、ポリシーとは判断基準であり、それを組織に内在化させることが組織効率を最大化することになるんだよ』 【あきらめの壁をぶち破った人々」より】 |